観劇『RED』
『RED』観劇。実在する画家マーク・ロスコの創作エピソードをモチーフに描かれた2人芝居。情熱と情熱のぶつかり合い。反発しつつもどこか寄り添うような。親子のような。笑いが起こるシーンもあって楽しい。なんといっても2人の白熱したやり取りにみているこちら側も胸熱。もう一回みたい!!
— みず (@watermarron163) 2015年8月28日
アシスタントとして来た画家志望の青年役の小栗くん。役柄的に20代前半とかかな?とにかく若さ溢れるかんじがよかった。途中感情が爆発するんだけど、なんかゾクゾクしちゃった。ロスコ役の哲司さんはもう見た目から、あれ?哲司さんだよね??ってなるほどに。苦悩にまみれた画家役見事でした。
— みず (@watermarron163) 2015年8月28日
8/28観劇 『RED』@新国立劇場小劇場
http://www.siscompany.com/red/
作 ジョン・ローガン 翻訳・演出 小川絵梨子
1958年のある日。
20世紀を代表する表現主義派の画家として、
名声を手中にしていたマーク・ロスコのアトリエに、1人の画家志望の青年が訪ねてくる。
ニューヨークの有名レストランに巨大な壁画を描くという
大きな仕事のオファーを受けたロスコが雇った助手のケンであった。
まずロスコがケンに要求したのは、毎日朝から晩まで、
キャンバスを張ったり、絵の具を混ぜたり、絵筆を洗ったり、画架を立てたり、下地の色を塗ったり、
と実際に「絵を描くこと」とは無縁な「作業」ばかり。
しかし、その作業を通じ、ロスコの妥協知らずの創作美学を容赦なく浴びせられ、
追いつめられていくケンと、己の芸術的視点に迷い、社会の評価への怒りや疑問にいきり立つことで、
創作エネルギーをかき立てていくロスコは、時に反発し、対立しながらも、
いつの間にか共に絶妙のタイミングで「作業」を重ね合わせていく・・・。
苦悩と葛藤の果てに、2人は理想の<赤>を追い求められるのだろうか?!
最後に2人が導かれていくのは、崇高な芸術的な高みなのか?
はたまた、理想に裏切られた絶望の淵なのか?
今回幸運なことに、最前列で観ることができたので
細かい表情や息づかいまでもがビシビシと伝わってきて
気持ち的にはかなり前のめりで食い入るように観てた(観劇中の前のめりはダメ絶対!)
途中、ご飯を食べながら(海外ドラマとかでよくみる箱に入った中華料理みたいな)
言い合いになるのだけど、本当に食べながら喋るから軽くむせつつ麺飛ばしつつ
喋るの止めないとことかリアルで。役者は大変だろうけど。笑ったなー。
実際にキャンバスに赤い絵の具を塗るシーンは
2人とも息切れするほどで、何か乗り移ったように荒れ狂って塗ってた。
とても楽しそうだったのが印象的だった。
建築家や画家の名前が結構出てくるので、調べてからもう一度観てもおもしろそう♪
東京公演は10/4までなのでぜひぜひ!・・・って期間長いんだね!!ヒィ~大変!!
余談。。
千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館では、マーク・ロスコのシーグラム壁画7点を所蔵!
→コレクション - マーク・ロスコの 《シーグラム壁画》 | DIC川村記念美術館
ロンドンのテイト・モダンに9点寄贈、7点がDIC川村記念美術館に収蔵。
ほかにアメリカ、ワシントンDCのフィリップス・コレクションにあるロスコ・ルーム
ヒューストンのロスコ・チャペルを含め、ロスコの作品のみで出来上がった空間は、
世界にたった4カ所。
ひゃー!世界にった4ヶ所のうち1ヶ所が日本にあるんだ~♪
乗換えに次ぐ乗換えで片道約3時間かかるけどこれは行きたいな!!