観劇 イキウメ カタルシツ演芸会『生きてる時間』
イキウメ カタルシツ演芸会『生きてる時間』@あうるすぽっと 公式サイト 観劇日:2/15
【作・演出】前川知大 【出演】柳家三三 × 安井順平 盛隆二 田村健太郎
近未来の日本。国が社会実験を行っている閉鎖都市、金輪町。人口三万人。
全住民は審査を受けIDを取得する。
審査には履歴の他に病院での検査、遺伝子情報の提供を求められる。
IDは手の甲に埋め込み型IDチップを施される。
街のあらゆる施設、公共、民間を問わず、利用にはIDを用い、支払いも電子マネーのみ。
全てが一つのネットワークに繋がり、交通機関の利用から飲食、病院、娯楽施設、
コンビニや自動販売機の買物まで、一括で管理、記録されている。
プライバシーは筒抜けだが、税金は無料。
この町には裏の顔がある。
遺伝子情報と現在の生体情報で、疾病リスクから寿命まで算出できるシステムがある。
更に、その寿命をやり取りすることが可能になっており、人生の残り時間を売り買いできるようになっている。
時間、命の情報化。
誰が買い、誰が売るのか。更に住民は、知らずに時間を搾取され、税金のように命を奪われていた。
その命は、誰の元へいくのか…。
2008年に公演された『表と裏と、その向こう』をベースにしたものだそうで。
それも観てみたい!!DVD出ないかしら…
今回は、イキウメの実験室・カタルシツと古典落語のコラボ。
演劇と落語で同時に話が進むのかな?と思ったら
落語で語られ、演劇で語られ、ときに混ざり合って…
というかんじで、最初にはっきりとあった境界線は何処に…
落語で笑って、演劇でゾワゾワして…
おもしろかったー!!もう一回観たかったー!!
いつもならもう一回観てたな~というのも今回は公演数が少なくてとても残念。
友だちにもオススメしたかったな。
寿命のやり取りはないけど、手の甲にIDチップ埋め込んで~とか
近い将来やっちゃいそうなシステム…
実際、電子マネー楽だなーって思うし…
客席のおじさま率の高さにびっくりだったけど、どうだったんだろ??
おじさまたちにイキウメSFは。
イキウメファンだったかもしれないけど。
いつもより多めだったのでね。ちょっと気になった。
【生きてる時間】落語家「まぁなんとも、怪しげな町でございます。死ぬのが仕事ってのもなんだかよく分かりませんが。生きてる時間を放棄して、死んでる時間を過ごすという。」 (ゲネプロ撮影 : 田中亜紀) pic.twitter.com/eOPjp3Yrjn
— イキウメ/カタルシツ (@ikiume_kataru) 2017年2月15日
【生きてる時間】小松崎「俺たちはさ、自分が何を決意したかどうかも分かんねえ生き物だってことだよ…」今夜19時、本番1回目。よろしくお願いいたします。
— イキウメ/カタルシツ (@ikiume_kataru) 2017年2月15日
上演時間はおよそ、約、2時間(落語なので…) pic.twitter.com/rvwA03gfKa
【生きてる時間】
— イキウメ/カタルシツ (@ikiume_kataru) 2017年2月17日
落語家「これじゃ医療の敗北、科学の敗北、人間の敗北だよ。負けないよ私は、運命なんてクソ食らえだ。遺伝子の奴隷になってたまるかってんだ」
与太者達のSF与太話。イキウメの御愉しみ会、カタルシツ演芸会3日目。 pic.twitter.com/aJGISBm4L7
【生きてる時間・公演終了】寒い中お運びをいただき厚く御礼申し上げます。当日券の皆さまにはお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。(開演までお待ちいただけた皆さまには全員お席をご用意することできました)ありがとうございました!…それでは次回の準備に入ります。1年ぶりのイキウメ。 pic.twitter.com/BUTcdL4tB4
— イキウメ/カタルシツ (@ikiume_kataru) 2017年2月19日