ほぼ観劇記録。

情報収集癖とネタバレ御免。

観劇 劇団ワンツーワークス『アジアン・エイリアン』

劇団ワンツーワークス『アジアン・エイリアン』@赤坂レッドシアター 公式サイト 観劇日6/26

【作・演出】古城十忍
【出演】奥村洋治 関谷美香子 多田直人 山田悠介 池永英介 山中雄輔
    増田和 原田佳世子 小山広寿 吉澤萌々茄 石川亞子 松尾敢太郎 田村往子

     あなたはいったい誰……?どこから来た……?

     病院の霊安室前。
     室内には交通事故で死んだ、ある男女の遺体が安置されている。
     知らせを聞いて駆けつけた境田健吾は霊安室の前で茫然自失……。
     死んだ女は境田の姪で、死んだ男は境田と仕事上の関わりがあったカメラマン。
     二人は結婚を目前に控えていた。
     ところがその場に、天涯孤独であったはずの死んだ男の姉だと名乗る女が現れ、
     霊安室での「あること」をきっかけに、死んだカメラマンの「素性」は大きく揺らぎ始める……。
     そして、その不可解さを助長するかのように、霊安室のドアの下から「水」が染み出してくる。
     しかしその水は、境田にも男の姉だと名乗る女にも、誰にも認知されない……。
 
     赤坂レッドシアターで、約1トンもの本水を使用。
     舞台上に満ちていく「水」が意味するものは果たして何なのか──?
     「私が私であることの証明とは何か」という問いをスリリングに、
     サスペンスフルに描く衝撃の問題作、17年ぶりに登場。




1トンの水ってこれくらいなんだと。
じわじわと扉の下から出てくる水が怖かったな。
会話が気になってそちらに集中していたら、いつの間にか水が・・・
って水に気づいてなかったのわたしだけかもだけど。

亡くなった男性の戸籍が全くの別人だった・・・
というところから少しずつ謎が解けていくのだけど・・・
それにつれて息苦しくなっていくのが客席側にもじわじわと。

空港での入国審査で外国人をAlienと表記していたと。
日本人以外はエイリアンとな。
昔ほどではないけど今でも差別はあるし・・・
「わたしはそんなこと気にしない」って言いながらも心の奥底は・・・


この日は追加で決まったのかな?アフターイベントがあって、いやいや助かった。
何もなく帰っていたらきっと帰り道どんより。
客演の多田さん山田さん池永さん山中さんによるトークセッション。
テーマは【俺っていったい誰……?】って。わ、難しい。

お目当ての多田さん、今回の役は明るくてかわいい部下。ちょっとあほの子。
「年齢を重ねて劇団ではなかなかやらなくなったけど、まだまだ20代の役もできます!」って。
ほんとかわいかった!!
今までは影のある役のイメージが強くて、そういう役が好きだったけど
今回のようなちょっとあほの子っぽい役もとてもいい。

山田くんは「いつもスパイス的な役が多くて今回のような話の軸になる役はとても恥ずかしい」と。
「その恥ずかしさは大切だよ」と多田先輩ドヤ顔でおっしゃってました。

劇団ワンツーワークスはお初な劇団でしたが
当日パンフもしっかりしているし、始まる前の携帯の電源は~のアナウンスで
ビニール袋等音が出るものも今のうちにおしまいくださいって。とても好感。

本番直前!ワンツーワークスの『アジアン・エイリアン』稽古場レポート - げきぴあ