観劇『怒りをこめてふり返れ』
『怒りをこめてふり返れ』@新国立劇場 小劇場 公式サイト 観劇日7/12(初日)7/16・19・7/30(楽日)
【作】ジョン・オズボーン 【翻訳】水谷八也 【演出】千葉哲也
【出演】中村倫也 中村ゆり 浅利陽介 三津谷葉子 真那胡敬二
英国中部のある大都会の屋根裏部屋。
貧しい下層階級に生まれたジミーは、妻アリソンと、
同じ下層階級出身の友人クリフとの奇妙な三人の共同生活を続けていた。
ジミーは、政治、宗教、あらゆる旧世代の価値観や秩序に激しい怒りをぶちまけ、
さらに搾取により裕福で欺瞞に満ちた生活を送る憎むべき中産階級出身の妻アリソンにいらだち罵倒する。
善良なクリフはジミーに怒りの矛先を向けられ憔悴したアリソンをやさしくなぐさめるのだった。
ある日、アリソンの友人ヘレナが部屋を訪れる。
窮状を見かねたヘレナは、アリソンの父親レッドファーン大佐に連絡を取り、説得されたアリソンは実家に戻るのだが......。
初演は、1956年ロンドンのロイヤル・コート劇場。
それまで英国演劇ではとりあげられなかった
労働者階級社会を初めて描いたと言われている。
かつての栄光が陰り国際的にも経済的にも低迷していた50年代の大英帝国への
焦燥、不満、怒りをぶちまける姿が観客を挑発し
「怒れる若者たち」という呼び名で社会現象を起こした。
初日観た感想は・・・
うーーーーん。わたしにはまだ咀嚼しきれてなくて何とも言えん・・・
でした。今思うと申し訳ない。予習していけばもっと楽しめたんだろうなと。
昨日『怒りをこめてふり返れ』初日観劇。自分とは違う上の階級の人々に、政治に、宗教に…全てに怒る若者がこれでもかと叫び続ける姿に圧倒。観ている側もイライラして叫び出しそうに。倫也くんは毎回観るたび驚かされるけど今回も。吐きそうなセリフ量に感情の起伏の激しさ。うざくて可愛くていい声♪ pic.twitter.com/Ru2siHOYSC
— みず (@watermarron163) 2017年7月12日
とはいえ、中村倫也やっぱりすげー!!大好きだー!!!!!って。結局そこかいな。
毎回驚かせられるけど今回も。
とにかくずっと怒りまくってて、血管切れちゃうんじゃないの?と思ったら
とても悲しい、寂しそうな表情になるし、笑顔に歌声もー!!最高か!!
倫也くん演じるジミーの親友クリフを演じる浅利くんもうまい。
浅利くんがいるだけで何か安心。コード・ブルー撮りながらの舞台ってすごいな。
『怒りをこめてふり返れ』初日ぶりの観劇。二幕後半の凄みが増しててわたしどうしようかと。いや、どうもしないのだけどさ。前回より席が舞台に近づいたからなのかもしれないけど。すごかった。 pic.twitter.com/K8Cqk4KfDQ
— みず (@watermarron163) 2017年7月16日
初日は下手側・通路より後ろの列で、2回目は下手側・通路より前の列。
初日観て、ちょっと次観るの大丈夫かな?と思ったら
舞台に近くなって、見えにくかった部分や、細かい表情や仕草が見えて、より入り込めたのかな。
キャストみなさん凄みを増してたのもあるかな。
3回目は、シアタートークにも参加♪楽しかった!!
シアタートークってその日に観てなくてもチケット持っていれば参加できるというのをこの日に知った。
というのも、舞台終了後は自由席なんだと。自分が観ていた席から移動してよいの。
だから、普通に何も荷物置かずにトイレとか行っちゃうと座られちゃう。
ので、わたしも後ろから2列目だったかな?そこからほんのり前の方へ移動。
この座席取りがね・・・戻ってきたら席に別の人が座ってて、え!?(OoO;)ってなってる人結構いたな。
左江内パパもご観劇で(安定のニット帽)
(OoO;)ってなってた。その後バルコニー席の後ろの方で最後まで観られてた!
もともとの登壇予定は、千葉さん・宮田慶子さん・中井美穂さん(司会)に
キャストからは、倫也くん・浅利くん・中村ゆりさんだけだったのだけど
三津谷さんと真那胡さんも登壇してくださり、全員集合!!楽しかったな~♪
「みなさん共演されてます?」の質問に
浅利くんと三津谷さんは仕事したことあるそうで、他はお初。
千葉さんは「真那胡さんだけ」って・・・
すかさず倫也くん、おいおい!ってかんじで「主演忘れてる!」
って、わたしも何だっけ?ってなったけど・・・
『ハンドダウンキッチン』でした・・・倫也くんピンチヒッターで出たやつだ!!
倫也くんは、観劇後楽屋に来た人が、ピンと来てる人と来てない人に分かれていておもしろいと。
ものづくりってそういうのがいい(みたいなこと言ってた)
千葉さんは、今は理解できるものばかりで・・・理解しにくいものも大切・・・
(みたいなこと言ってた)曖昧で申し訳ない。
倫也くんオファーについては
千葉「モテる男の役だから倫也にやってもらったんだよ」
倫也「千葉さん(すげーいい声で)」
・・・
倫也「千葉さん(すげーいい声で)」
皆 「ご満悦~♪」笑!!
みんな仲良しだな~
稽古時には舞台セットが(屋根は無し)できていて
傾斜もそのままで稽古をしていたからそのときから足腰痛いそうな。
舞台はなかなかに傾斜があって、しかも90度が取れず
どこを基準にしたらいいかと大道具さん嘆いてたそうな。
バックステージツアーしてほしかったな~
アリソンの父親レッドファーン大佐の真那胡さんは
登場まで(2幕からの登場)客席の側で観ているんだと!!びっくり!!
待っている間退屈だからとな(笑)
もう終わっちゃったけど・・・次観るとき気にして観てポイント
・クリフ登場のとき、胃薬を飲みながらやってくる。飲みながらアリソンの方を見ている。
・アリソンが出ていって、ジミーとヘレナのシーン。
ヘレナが服を脱いでいるときに(オレンジの照明のとき)ジミーは指輪を外している。
※千葉さん的には指輪は気にしてなかったのだけど
倫也くんが、このときは外したいと。
ヘレナ役の三津谷さんは、つけてたら嫌だ!と。
劇中の音楽についての話からレコードの話へ 。
戯曲には、ラジオはあるがレコードは出てこない。
音が出るものがないのに音楽流れるのが嫌で、レコードぶっこんだけど
レコードわからない人もいるよねと千葉さん。
中村ゆりさんが使い方知らなかったようで千葉さんショック。
レコードのプツプツって音が、胎動音のようなイメージだそうな。
ヘレナはどこでジミーを好きになったか問題。
三津谷さんは、ヘレナは部屋にいるときジミーのことずーっと見ている。
嫌いと好きは紙一重なのかな?
千葉さんは、ビンタした瞬間とかに好きのスイッチが入ったんでは?
何か、計画的だったら嫌だな~
「今夜は一緒に行けないかも」とアリソンに言うセリフは絶対に噛むなよ!と。
ここを噛むと何か企んでいるみたいだから。
他にもいろいろ言ってたけど・・・
インタビューでも言ってたけど
「最初はもう何を言っているのか、訳がわからなくて。
ずっと喋っているんですよ、ジミーは。もう黙れ!って思いました」
って、本当にそう!!黙れ!って言いたくなる。
そしてそして!千穐楽はなんと~上手側の最前列でした!!嬉しいよー♪
トプコ先行でいい席当てた記憶がないので・・・
アクシデントはあったけど・・・
最後まで無事に走りきったキャストのみなさんすごかった。
間近で観たので、細かい表情や息づかい、涙に汗に鼻水に、貧乏ゆすりや視線の動きなど
ダイレクトに伝わってきて息もできないくらい集中。くぎづけ。好きだー!!
他の日もいろいろぶっ込んでたけど、楽日楽しかったとこメモ。
【TSエリオットとパム】
ジ「TSエリオットと~」
ク「・・・」
ジ「TSエリオットと~」
ク「サム」
ジ「誰だよ!TSエリオットと~」
ク「トム」
クリフの肩を揉みながら
ジ「TSエリオットと~(すげーいい声)」
ク「んもー!パム!!」からの全力のダンス♪
【お茶入れてきたクリフ】
前回みたときは、クリフがお茶飲もうとするたびジミーが妨害して飲ませなかったけど
楽日は、一口飲んだらカップをグイッとおさえてクリフむせる。
その後は、飲むときに後ろからジミーが妨害してクリフお茶こぼす。
【カテコ】
何回やったかな・・・
挨拶等は特になく、ありがとうございましたーくらい。
倫也くんが浅利くんのおでこあたりに手をやってたり、お互い笑顔で、ひとまず安心。
3回目くらいだったかな?
後ろのドアから出てくるのだけど出てこないで通り過ぎる倫也くん!
ゆりさんが止めてたのかな?仲良し♪
はけるときは倫也くんと浅利くんとゆりさんが誰が最後になるかわちゃわちゃ
結局浅利くんが最後に。ドアも閉められ1人残され~笑顔でダンス♪
【幕間】
スタッフさんが片付けていて、椅子に置いたコロコロが落ちちゃって勢いよくコロコロ~と
傾斜のすごさね。改めて近くでみるとすごい傾斜。
いやーこの中で暴れるのは怖い。足腰痛めそう。本当にお疲れさまでした。
三津谷さんのインスタに舞台セットの写真あり
楽日のアクシデントは散々Twitter等で書かれているけど・・・
ベッドの上で飛び跳ねてカーテンを閉めて移動するときに
柱に浅利クリフがおでこをぶつけて流血してしまい・・・
わ!この後どうなる?ってドキドキ。そのまま止まらず続いたけど
倫也ジミーはおでこをサッとふいてあげて、でも血は止まらない。
「どうしたんだよ?その顔は!?」みたいなセリフをはさんだりして
タオルを取りに行き浅利クリフにサッと渡す。
浅利クリフもセリフを言いながらタオルでふきつつ鏡で確認。
2人ともすごいな。アワアワせずサラッと息ぴったりで、とても自然だった。
倫也ジミーはその後はけるけど
浅利クリフはそのままアリソンの火傷を処置しなきゃだから、大変。
「赤くなってる~」とか「強いんだね」とかって「それは君だよ!」ってみんな思ってたはず・・・
石鹸取りに行くときに、処置して!って思ったけど、すぐ戻ってきちゃうからね。
その後ちゃんと処置されて大丈夫だったけど。傷残らなければいいけど。
舞台写真入りの記事↓↓↓
舞台が始まる前のトークショー↓↓↓ 参加したかったなー♪
中村倫也が“怒れる”若者を演じる!舞台「怒りをこめてふり返れ」スペシャルトークイベント | iLIP
他にもたくさん観に来てたなー♪
Wかぐや。
— 中村倫也 (@senritsutareme) 2017年7月14日
新国立の中と小に出没しております。 pic.twitter.com/xKRn6FuQ6s
今日は もや夫 こと 横山歩くんが観にきてくれました。会うたびに大きくなるな! pic.twitter.com/NcGZJFKKdg
— 中村倫也 (@senritsutareme) 2017年7月24日
本当に、お疲れさまでした!!!!!
終わりましたよ〜。終わってふにゃふにゃな中村に戻りました。
— 中村倫也 (@senritsutareme) 2017年7月30日
みんな、ありがとうございました!
あれ・・・全然感想書いてないや。