ほぼ観劇記録。

情報収集癖とネタバレ御免。

観劇 朗読『東京』

朗読『東京』第五回@シアターウエスト 公式サイト 観劇日8/4

【演出】長部聡介
【出演】手塚とおる 今井朋彦
【朗読作品】江戸川乱歩『目羅博士の不思議な犯罪』

  東京を読み 東京を語る
   2014年にスタートした『東京』をテーマにしたリーディング企画。
   東京を描く短編、戯曲、エッセイなど古今の名作に描かれた“東京”を二人の俳優が朗読し、
   読後のトークで自分の“東京”をそれぞれが語る、二部構成でお贈りいたします。
   東京で生まれ育った人にとってのわが町“東京”
   外から来て東京に暮らす人にとってのわが町“東京”
   それぞれの距離感で語られる“東京”と、読まれる物語から、この町のさまざまな顔をご覧いただけます。



舞台には2脚の椅子と、椅子それぞれの後ろに窓枠のある壁のみ。
壁と壁の間はスクリーンのようになっていて、話が進むにつれて色味が変わったり月が出たり。
そこに探偵小説家(今井朋彦さん)と謎の男(手塚とおるさん)

小説家が閉館間際の上野の動物園にいると、檻の中の猿をからかう謎の男と出会う。
猿は人のマネをして死んでしまうこともあると、昔の話をし始め・・・
そこから自分が出会った目羅博士の犯罪について話し始め・・・
最後は自分の罪を話し始め・・・

ってこれホラー!?途中窓枠から見えるものが怖くて怖くて。
とおるさんの首の動きもヒィィ!!ってずっと不気味だし。
終始不穏な空気がまとわりついて、最後まで集中。
探偵小説家な今井さんもいい声で、発するものが全て入ってきて心地よかったな~

とおるさん横向いたときのピクトグラム感。綺麗な90度でした。