ほぼ観劇記録。

情報収集癖とネタバレ御免。

観劇『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』

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『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』
世田谷パブリックシアター 観劇日11/26(楽日)

【作】トム・ストッパード 【翻訳・演出】小川絵梨子
【出演】生田斗真菅田将暉林遣都半海一晃・安西慎太郎・松澤一之・立石涼子小野武彦
    田川隼嗣・林田航平・本多遼・章平・長友郁真

   コインの裏表をかけながら、森の中を行く、ごくごく普通の二人組。
   彼らの名は、ローゼンクランツとギルデンスターン。
   デンマークの王子・ハムレットがどうやら正気を失ったらしい、と義父となった国王・クローディアスが、
   その真偽を調べるために、ハムレットの学友だった二人を呼び寄せたのだ。
   自分たちの旅の目的は分かるけれども、その目的をどう果たせばよいのか分からない二人。
   ただただオタオタする二人のそばを「ハムレット」の物語は粛々を進み、そして、、、、。
   自分たちも物語のひとつとして、なす術もなく、どんどん死が待つ結末に向かって運ばれていく「誰でもない彼ら」。
   かくて運命に流された二人は、「ハムレット」の物語に書かれた通り、
   この短い台詞によって存在を完全にかき消されてしまうのだろうか・・・。
   「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ・・・」

ということで、昨年このチケット当たって運を使い切った!と思うほどに
びっくりな楽日最前列観劇。いやーほんとありがたかった。
(余談だけど・・・運使い切った!ではなく、当たってこれからもいい運が続くと思うといいと教えられたので今もきっといい運続いているはず!!当たれ当たれ~)

正気を失った?ハムレットがなぜそうなったのか?を調べろと命令された2人。
なのだけど、ここはどこなのか、どっちから来たのか、何しに来たのか、と曖昧な会話が続く。
途中でどっちがどっちなのかわからなくなったりもするし。

ローゼンクランツな生田斗真くんがボケで、ギルデンスターンな菅田将暉くんがツッコミな漫才コンビのようなテンポの良い掛け合いと、タイトルの通り確実に死を迎えるという事実が相反して、哀しいけどおもしろい。そして哀しい。
2人の膨大なセリフ量に圧倒され、客席も緊張感あって見応えあった。
どこか一つでも抜けると大変!ごまかせないね。

ハムレット林遣都くんもよかったな~

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natalie.mu