ほぼ観劇記録。

情報収集癖とネタバレ御免。

観劇『黒白珠』

kokubyakuju2019.wixsite.com

『黒白珠』Bunkamura シアターコクーン 観劇日6/12
【脚本】青木豪 【演出】河原雅彦
【出演】松下優也・平間壮一・清水くるみ・平田敦子・植本純米・青谷優衣
    村井國夫・高橋惠子・風間杜夫

   同じ刻(とき)に生を受けた兄弟がいた。
   兄は父を愛し、弟も父を愛した。
   兄は母を知らず、弟も母を知らない。
   兄は黒闇の先に光を求め、弟は白光の中で闇を恐れた。
 

   1990年代の長崎
   ある家族の情景が、心に迫る!!


『黒白珠』は、1990年代の長崎を舞台に、同じ刻(とき)に生を受けた双子の兄弟とその家族が、逃れられない運命をもがきながらも紡いでゆく、愛と葛藤の家族のドラマが描かれる。本作は「エデンの東」をモチーフとし、人間群像を繊細に深く描くことに定評のある青木豪が、長崎に取材し、普遍的且つまだ見ぬ新しい物語を創り出す書き下ろし作品となる。華やかさと毒を含み、心情に刺さるエンターテインメントを生み出す河原雅彦の演出がどのように物語世界を立ち昇らせるのか。2人のクリエイターの化学変化と実力派キャスト達が生み出す新たなドラマに大きな期待が寄せられる。
※設定に変更が生じたため、一部改訂しております。(2018.6.2更新)

ということで、最初に読んだあらすじと違うな~と思ったら改訂してた!!
エデンの東』をモチーフにとあったので、詳しく読んだことはないけど、旧約聖書カインとアベルを題材にしているとのことで・・・兄カインが弟アベルを殺してエデンの東に追放されるみたいな(超ざっくり)ってことは双子の血みどろな・・・って、思ったらそうではなくうまいことモチーフにして家族が描かれてた。

東京→兵庫→愛知→長崎→久留米公演。7/14の大千穐楽をもって終演。わたしは6/12に観たけど、結構長い間公演してたね。もう8月だけど・・・

1994年の長崎での物語。風間杜夫さん演じる父・大地は、真珠の加工・販売会社を経営。松下くん演じる長男・勇は父の会社でも働いていたけど辞めてフラフラとバイト探し中。くるみちゃん演じる勇の彼女・かなえちゃんがいい子でいい子で。何があっても勇を見放さない。平間くん演じる勇の双子の弟・ひかりは兄とは対照的。父と同じく早稲田大学へ通うために東京で1人暮らし、大手商社から内々定までもらっているとのこと。と、こうやって書いてみると、やっぱり優秀な弟殺しそうじゃん!兄!!しかも、勇は父の弟のおじさんにそっくりときたもんだ。殺すよね。ってかんじで観てまして、全くそんなかんじではなく、いや、殺しは出てくるのだけどそれは別にあって・・・弟もいろいろとかかえこんでて・・・息子たちは母親はおじさんと駆け落ちして出て行ったと思わせられてて・・・でも実はおじさんはもう・・・再会した母は記憶がなくて・・・でもあのとき誓った父との約束は覚えていて・・・結局は家族を愛するものたちの素直じゃない愛のお話。

 

2人揃ったら歌って踊るでしょ!な松下くんと平間くんの激しくも静かなストレートプレイ。ベテランに囲まれて揉まれたんだろうね~とてもよかった。



youtu.be

いやほらスタイリッシュなオッサレーなかんじじゃないのさ↑↑↑

youtu.be

実際の舞台での衣装はこちら↑↑↑

www.youtube.com

『黒白珠』×SPICEスペシャル生放送アーカイブ動画↑↑↑

 

www.eigeki.com